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スリリングでチャレンジングな断崖絶壁のホール。本州では絶対に味わえないシーサイドリンクスコース

スコットランドやアイルランドのシーサイドリンクスに憧れるゴルファーには是非ラウンドしていただきたい。日本ではこのようなゴルフ場というと、セントアドリュース・オールドコースに代表される砂浜から続く砂丘地帯にレイアウトされているという印象が強いが、断崖絶壁の海に沿ってコースが造られているゴルフ場も多い。沖縄県にあるザ・サザンリンクスゴルフクラブは、白い荒波が寄せるエメラルドグリーン、サファイアブルーの海を50メートル前後眼下に望む、まさに断崖絶壁の上のホールを楽しめるシーサイドリンクスコースだ。本州のコースではありえないロケーションだけに、感激もひとしお。必ず、感動する。

その断崖絶壁のホールは、7番と8番。7番ホールは418ヤード（レギュラーティーからは400ヤード）のパー4。ティーグラウンドからグリーン方向を見渡すと、すぐ目の前から切り立った海岸線に沿って断崖が斜め右方向に伸びている。ティーショットを右方向に打てば打つほど最短距離のルートとなるのだが、断崖絶壁の海越えのショットは勇気がいる。海辺だけに風も強い。風に負けない強い弾道の多大なキャリーボールを打てる人でないと、ボールは崖の下に消えて行く。距離もたっぷりあるだけに、よほどのロングヒッターか上級者でない限り、ボギーでも吉とするのが普通だ。

8番ホールは181ヤード（レギュラーティからは120ヤード）のパー3。このホールはバックティーからのプレーがお勧め。レギュラーティーからでは単に右サイドに海を望むホールだが、バックティーは50メートルほどの高さの海に突き出たところにあるため切り立った断崖絶壁を望んでのスリリングなティーショットになるからだ。ティーグランドのすぐ右は海だけに風が吹き荒れている。使用クラブにも迷うが、断崖絶壁を越えてグリーンに向かって飛んで行くボールを見守るのは最高の気分だ。このホールは7番ホールほどは難しくはないので、パーが取れる可能性はある。

その他、インコースでは16番465ヤード（レギュラーティーからは390ヤード）パー4と17番183ヤード（レギュラーティーからは132ヤード）パー3の両ホールがやはり右サイドに海が面するチャレンジングで美しいホールだ。もっとも、それらのホール以外も開放的で、海からの風の影響を受けやすい。内陸部のホールには7つの池やクリークが絡み、断崖絶壁のホールとはまた違ったゴルフも楽しめる。コース内に咲き誇る、盆栽風の熱帯植物も体と心を癒してくれる。

2002年（平成14年）度、2003年（平成15年）度の「アジア・ジャパン・沖縄ゴルフトーナメント」の開催コースでもあった。

基本情報

コースレイアウト

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