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2015年には「日本オープン選手権」の開催会場となる全国的に広く知られたチャンピオンシップコース

六甲国際ゴルフ倶楽部は文字通りのチャンピオンシップコースの道を歩んできて、その名前は関西地区のみならず、全国的に広く知られている。その最大の理由は、2006年から「We　Love　Kobeサントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の開催コースとなり、女子プロの試合では数少ない4日間開催で幾多の華やかな名勝負の舞台として露出してきたからと言えるが、実は、1979年と1982年の「関西オープン選手権」開催を経て（1986年にも開催）、1983年には「日本オープン選手権」（優勝＝青木功プロ）、1988年には「日本アマチュア選手権」（優勝＝川岸良兼プロ）、1999年には「日本シニアオープン選手権」（優勝＝グラハム・マーシュ）、2004年には「日本女子アマチュア選手権」（優勝＝宮里美香プロ）というナショナル選手権競技の舞台となり、また2001年と2003年には「マンシングウェアオープンKSBカップ」、2010年には「アジアパシフィックオープンチャンピオンシップ　パナソニックオープン」の開催コースともなっている。さらに、2015年には「日本オープン選手権」の第80回大会の会場になることも決定している。

六甲国際ゴルフ倶楽部の開場は1975年。加藤福一氏の設計で誕生したが、1996年から1997年にかけてのニクラス・デザイン社による改造によって、グローバルスタンダードの美しい本格的なトーナメントコースとして生まれ変わった。ジャック・ニクラウスの監修のもとにニクラウスの思想を具現化したコースは独特の雄大で柔らかな曲線が随所に見え隠れしている。

東コースは1983年の「日本オープン選手権」を制した青木功プロが「このコースはタフで長い」と語っていたが、改造によってグリーンも少し小さめになるなど、さらに難易度を増した。バックティーからは7315ヤードとトーナメントコースに相応しい長さを有しているが、フェアウェイは広々としてティーショットは伸び伸びと打っていける。ただしセカンドショット以降は、大きなバンカーがガードするグリーンに対して微妙にうねるライからのショットを求められる。広大なベントのワングリーンは、当然のごとくアンジュレーションがあって速い。

西コースは柔らかなカーブを描くアメリカンタイプのバンカーが印象的で、東コース以上にニクラウスらしさが際立っている。総ヤーデージは6821ヤードだが、インはパー3が3ホールあってパー35になっている。こちらもかなり戦略性が高い。

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コースレイアウト

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