紫カントリークラブ すみれコース
各ホールの設計モチーフがブロンズの動物として象られた教養派の名門コース
なぜ紫カントリークラブというのか。武蔵野の土地に第一次ゴルフブームの頃に作られた名門コース。野田市周辺で先に開場していた千葉CC野田コース、川間コースは土日になると車の列が続いていた。それを見て「広大な松の平地林を遊ばせておくのはもったいない」として、造られたのが紫CC36ホールである。あやめコースはパブリックコースだが、すみれコースはメンバーシップコースである。7,070ヤードのすみれコースは長大さで随一の難コースとしても有名であり、もうひとつ1番ホールのライオンに始まって18番ホールの鹿で終わるティーグラウンド傍の動物像でも評判になった。美術家の今里龍生氏が作った各ホールの設計モチーフが動物のブロンズ像もぜひ鑑賞して楽しんで頂きたい。
1961年に開場して半世紀を越える歴史を刻むメンバーシップコースのすみれコースは、フラットかつワイドでのびのびとティーショットを打てるコースである一方、表情豊かなアンジュレーションと巧妙に残された松の巨木がコースを彩らせ、優雅で日本的な風景を作り出した。会場50周年を機に大々的なコース改修を行い、さらに戦略的に楽しめるコースとなっている。クラブハウスのリニューアルも行ったことで上品でシックなブラウン系のインテリアとリラックスできる家具が、華やかな光の演出とのバランスによりリゾートホテルのような落ち着ける空間を演出している。
基本情報
設計者 | 小林英年 |
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全長 | 7,180ヤード |
ホール数 | 18 |
パー | 72 |
コースレート | 74.4(Champion) |
形状 | 林間 |
グリーン | ベント(2グリーン) |
練習場 | 250ヤード、17打席 |
メタルスパイク | 不可 |