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三好カントリー倶楽部

言わずと知れた、日本を代表するトーナメントコース。かつては男女同時開催の「東海クラシック」が東、西の両１８ホールのコースを使用して行われ、現在は西コースが「コカ・コーラ東海クラシック」の舞台となっている。倶楽部は名古屋市東部に位置し、気品と風格が漂う名門倶楽部として君臨している。中京地区の政財界人の多くが会員となっている格調高い倶楽部としても知られている。

開場は１９６１年（昭和３６年）。愛知県で６番目に誕生した倶楽部ながら、垂水ゴルフ倶楽部、鳴尾ゴルフ倶楽部など主に関西地区のゴルフコースの設計に携わった英国人のL.E.クレーン氏のデザインによるコースはどのホールもチャレンジングでバラエティーに富んでいることと、１９７０年（昭和４５年）からの「東海クラシック」開催と相まって、日本でも屈指の難易度を誇るコースとしても知名度を不動のものとした。

トーナメントが行われている西コースは７，３１０ヤード（レギュラーティーから６，８２５ヤード）もあり、コースレートも７５．２（レギュラーティーは７２．９）と非常に長くて難しい。パー４ホールは１４番３８０ヤードを除いてすべて４００ヤード以上と距離がある。パー５ホールとパー３ホールでいかに多くのパーを取るかがアマチュアゴルファーのスコアメークのポイントとなるが、ご存じのように三好CCの１６番パー３はツアープロが全トーナメント会場の中で最も警戒するホールである。まだ記憶に新しいが、２０１２年大会では１５番を終えた時点で２位の片山晋吾に２打差をつけてトーナメントリーダーだったH.W.リューがティーショットを左の崖下に落としてトリプルボギーを叩いて片山とのプレーオフとなった。プレーオフで勝ったから良かったが、負けたら痛恨の１打となった。距離は１９０ヤード（レギュラーティーからは１６０ヤード）。グリーンは縦長で右にはバンカー、左は崖になっている。左を嫌がって右のバンカーやラフに入れると、グリーンの幅がないために崖下に落とす恐れもある。まったく気が抜けない。

東コースは６，６０２ヤード（レギュラーティーからは６，２３５ヤード）と西コースよりは距離は短いが、第１回大会から１９８２年（昭和５７年）の第１３回大会までの男子と１９８３年（昭和５８年）から１９９３年（平成５年）までの女子の大会の舞台となっていただけに、西コースに負けず劣らずのチャレンジングでメモラビリティ-の高いコースである。最難関ホールと言えるのは、１８番４２５ヤード（レギュラーティーから３９５ヤード）パー４。ティーショットは緩やかな打ち上げで、左にドッグレッグしている。ロングヒッターでない限りティーショットが上り斜面にキャリーするためにランが少なく、セカンドショットが長くなる。ぜひ、パーにチャレンジしていただきたい。

基本情報

コースレイアウト

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